さくら風
リボンみたいに
まちをゆく
Spring wind with cherry petals, moving through the town like a ribbon.
古典の厳しさをまねるというより、chan.co.jp らしい “やさしいかわいさ” を大切にした俳句です。小さな風景を見て、少しだけ心が動く感じ。娘さんと一緒に読んでも、ふわっと楽しいページになるように書いています。
ぜんぶ original の句です。季語の気配を入れつつ、東京の mood や日常の charm も感じられるようにしました。かわいいは軽いだけじゃなく、ちゃんと余韻がある。そんな十二句です。
日本語を主役にしつつ、英語でも mood が伝わるように小さな gloss を添えました。
さくら風
リボンみたいに
まちをゆく
Spring wind with cherry petals, moving through the town like a ribbon.
あめの日の
てのひらサイズの
いちご菓子
On a rainy day, a palm-sized strawberry sweet feels especially dear.
窓ぎわに
抹茶の湯気と
六月灯
Matcha steam by the window, with the soft light of June.
竹下の
クレープの紙も
春の色
Even the paper around a Harajuku crepe feels colored by spring.
かき氷
青空ひとくち
食べたよう
A bite of shaved ice—like tasting a little piece of blue sky.
傘の先
紫陽花ゆれて
駅ちかく
Near the station, hydrangeas sway just beyond the tip of an umbrella.
秋の午後
パフェのさくらんぼ
ひとつだけ
An autumn afternoon, and only one cherry left on the parfait.
冬の駅
自販機だけが
やけにやさし
At a winter station, the vending machine seems especially kind.
ねむる街
コンビニ sweetsの
星あかり
In a sleepy town, convenience-store sweets glow like little stars.
風鈴や
むすめのえらぶ
水いろを
A wind bell rings, and a daughter chooses the pale blue one.
夜景より
帰りのてぶくろ
あたたかい
Warmer than the night view: the gloves on the way home.
かわいいは
小さく光る
雪の粒
Cute things shine small, like tiny grains of snow.
かわいいものは、
だいたい小さい。
でも、心に残る大きさは
いつもちゃんとあります。
俳句は、答え合わせをするものというより、気分をひらくもの。やさしく読んでください。
どの句がいちばん好きか、どの景色が見てみたいか、どのおやつを食べたくなったかを話すと楽しいです。正解はなくて、気分が動いたらそれで十分です。
季節ページやおでかけプランと合わせて読むと、東京を “場所” だけでなく “気分” で考えやすくなります。俳句は旅の mood board みたいなものです。
Sora-chan のページ、雨の日カフェ、季節ガイド、sweet day のプランと相性がいいです。ちいさな発見の感覚が、そのままつながります。